「THE FIRST TAKE」は、ソニーミュージックエンターテインメントが運営するYouTubeチャンネルです。
2019年11月15日に、adieu(上白石萌歌) の「ナラタージュ」が初投稿されました。投稿ペースは不定期で、4か月間で30本ほどの動画が公開されています。2020年3月現在、登録者数52,3万人、総視聴回数は7200万回。チャンネルの中で最も再生されているのがLiSAの「紅蓮華」で、公開から3か月にして2700万回以上再生されています。次点が女王蜂の「火炎」で590万回。
ルールはひとつ、”一発撮り”であること
THE FIRST TAKEは、スタジオ内で”一発撮り”するというルールの中で、様々なアーティストが自由にパフォーマンスを行います。ギター1本で弾き語り、メンバーによる楽器の演奏や事前収録、アカペラなど、一発撮りであればなんでもアリです。
THE FIRST TAKEの特徴は4つ。
- 4Kの超高画質
- カメラは固定、スイッチ少なめ
- スタジオ(背景)が真っ白
- パフォーマンス前後もノーカット
4Kの美しい映像でパフォーマンスを観ることができます。照明は柔らかな陰影ができるように設計されているようで、音楽番組の時のように煌々とライトアップされるアーティストとは違った見え方がして面白いです。カメラは固定で無駄にチャカチャカと切り替わることもないので、アーティストの表情や演奏をしっかりと観ることができます。
スタジオの背景は真っ白で、画面内にはアーティストとマイクのみ。とにかく無駄を徹底的に排除することで、映像としての面白さと新しさ作り出しています。
さらに、パフォーマンス前後の様子(声だしや楽器のチューニング、緊張した表情や歌い終わってほっとした顔など)や、歌詞を間違えたり、ピックを落としてしまったり、鼻をかんだりと、普段なら絶対カットされるところを見ることができるのはまさにライブのよう。ファンからしたら、かっこよく作られたMVより、こういう映像の方が嬉しかったりします。
個人的におすすめは、KANA-BOON(谷口鮪)× ネクライトーキー(もっさ) の「ないものねだり」です。ゲストボーカルを迎えるというのも、このチャンネルでは初めての試みですし、その他にもサプライズが盛りだくさんです。こういうのを見せられると、やっぱファンになっちゃうよなーとか思います。
THE FIRST TAKEでは、基本アーティストは2回出演。1本目の動画が公開されてから、約2~3週間後に2本目が投稿されます。投稿は不定期で、出演アーティストを事前に発表しないのも、サプライズ感があって嬉しいところ。
以下はこれまでに出演したアーティスト一覧です。(2020.3.29現在) 公開日順
アーティスト名 | 所属レーベル |
---|---|
adieu | Sony Music Records |
Rude-α | SME Records |
Cö shu Nie | Sony Music Associated Records |
LiSA | SACRA MUSIC |
石崎ひゅーい | Epic Records Japan |
Little Glee Monster | Sony Music Records |
加藤ミリヤ | Sony Music Records |
崎山蒼志 | Sony Music Artists |
足立佳奈 | SME Records |
橋口洋平(wacci) | Epic Records Japan |
アヴちゃん(女王蜂) | Sony Music Associated Records |
ゴスペラーズ | Ki/oon Music |
さユり | Ariola Japan |
秋山黄色 | Epic Records Japan |
ASCA | SACRA MUSIC |
谷口鮪(KANA-BOON) | Ki/oon Music |
もっさ(ネクライトーキー) | Sony Music Associated Records |
北村匠海(DISH//) | Sony Music Records |
SawanoHiroyuki[nZk] | SACRA MUSIC |
Yosh (Survive Said The Prophet) | Sony Music Records |
出演はソニーレーベル所属のアーティスト
様々なレーベルのアーティストが登場していますが、これらのレーベルは全て「株式会社ソニーミュージックレーベルズ」内の、社内レーベルになります。つまり、THE FIRST TAKEを運営しているのはソニーなので、今後もソニーレーベルに所属するアーティストの出演が予想されます。
これだけ豊富なレーベルを擁するソニーですから、今後の出演アーティストにも期待が持てそうな半面、あいみょんもヒゲダンもラッドも出ないと分かると悲しくもあります。(できればソニー以外のアーティストも何かの間違いで出てほしいけど・・。あるいは他のレコード会社も似たようなこと早くはじめたらいいのに。)
もっと人気が高まり、海外での視聴者も増えれば、海外アーティストの出演もあり得るのかなーなんて期待しています。(日本のソニーと米国のソニーがどの程度繋がってるのか知らんけど・・・詳しい人がいたら教えて)
以下、今後出演しそうな気がするアーティストと、出演してくれたらうれしいなーと、個人的に勝手に考えているアーティストです。
アーティスト名 | 所属レーベル |
---|---|
King Gnu | Ariola Japan |
OKAMOTO’S | Ariola Japan |
MISIA | Ariola Japan |
宇多田ヒカル | Epic Records Japan |
菅田将暉 | Epic Records Japan |
小袋成彬 | Epic Records Japan |
米津玄師 | SME Records |
milet | SME Records |
Aimer | SME Records |
ASIAN KUNG-FU GENERATION | Ki/oon Music |
L’Arc~en~Ciel | Ki/oon Music |
凛として時雨 | Sony Music Associated Records |
Creepy Nuts | Sony Music Associated Records |
CHEMISTRY | Sony Music Associated Records |
UVERworld | Sony Music Records |
藍井エイル | SACRA MUSIC |
ソニー所属の邦アーティストは、邦楽 | ソニーミュージック オフィシャルサイトからチェックできます。
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