一人暮らしをしていると、健康的な食事を摂ることの難しさを実感するはず。コンビニやスーパーなどで今すぐ食べられる食品がいつでも手に入る時代だけど、いつでもどこでも食べられて、且つ健康的な食品はなかなか少ないものです。
そう考えると、やっぱり一人暮らしでも自炊することは重要。健康状態は食事の質に大きく左右されてしまうのも事実。
料理男子になるには?
料理は非常に労力のかかる家事の一つです。とくに自分ひとりのために料理するのは本当にめんどう。「分かっちゃいるけど・・・」と今日もコンビニ弁当で済ませている人がほとんどでしょう。
今回は、自炊を継続的に実行するための秘策を紹介します。料理を一時的なマイブームで終わらせることなく、一生使えるスキルにするための方法です。
自炊するうえで知らないとヤバいこと
と、その前に、自炊するうえでの注意点を。
自炊は体に優しいイメージがあるけど、それはバランスのいい食事を作ることが前提。極端に偏った食生活を続けていると、むしろ体に悪い影響が出ることもあり得ます。
まずは、自分の普段の食事から、どの程度の栄養素を摂取できているのか把握しておきましょう。
おすすめはこちらのサイト。
一日に食べた食材や料理名を入力するだけで、足りていない栄養素がわかります。足りていない栄養素を補うにはどんな食材を食べればいいのかも一覧で出るので、食材に含まれる栄養素の知識もつくはず。それぞれの栄養素が、どんな働きをするかを学ぶこともできます。
栄養についての知識は、一生使えるものなので料理ついでに覚えてしまいましょー。
一人暮らしの男が自炊を続けるための7つ秘策
日常的に料理をこなせるようになるまでは、ある程度の経験が必要。兎にも角にも料理を続けられるような環境を作るのが最重要です。そのための7つの秘策を紹介します。
1.いつでも食べれる状態でご飯を常備
結局のところ、料理が続かないのは、工程があまりにも多く多岐にわたるからです。なので料理が習慣化するまでは、すこしでも工程を減らしてしまうのがポイント。いつでもご飯が食べられる状態にしておくと、
- 米を計る
- 米を研ぐ
- 炊けるまで待つ
- 保存のために炊飯ジャーから移す
- 炊飯ジャーを洗う
といった、「ご飯を炊く」という工程に含まれる様々な、めんどくさいことを消し去ることができます。
ということで、おすすめは一度に大量にご飯を炊いて冷凍保存しておくという方法。10合の炊飯器なら一度に1~2週間分のご飯を炊くことが可能。
冷凍保存のいいところは、チンすれば炊き立ての美味しさが復活するところ。保温や冷蔵だとすぐに味が落ちちゃう。
パックごはんも常備しよ
サトウのご飯的なパックごはんは、冷凍より味とコスパで劣るものの、常温で保存できるのが大きなポイント。冷凍ご飯を切らしてしまったときの最後の手段として使えます。災害時にも活躍してくれることだろう。
2.ネットスーパーを活用
自炊の際の大きな障壁の一つに、「食料品買うのめんどい問題」があります。徒歩圏内にスーパーや商店街があればいいのですが、買い物の手間が尋常ならざるのであれば、ネットスーパーに頼るというのも一つの手。
住む地域によっては対応していない可能性もあるけど、調べてみると意外と見つかるもの。時間指定もできるし、当日配達だって可能な超便利サービスなんだ。
以下、ネットスーパーのメリットを挙げてみよう。
①送料がかかるけど無駄な買い物は激減する
送料がかかるという問題はあるけど、個人的には普通にスーパーで買い物するより安上がりだと思ってます。
というのも、ネット上での買い物なので、誘惑に負けて、ついつい不要な食品を買ってしまうという事態に陥ることが少ないからです。やはり人間、目の前に甘いお菓子や菓子パン、インスタント食品があると、ついつい手に取ってしまいます。
ハイカロリーな食品への誘惑を断つことができるという意味で、ネットスーパーはダイエットにも非常におすすめ。
②重い物を運ぶ手間がかからない
ネットスーパーの良いところは、重い物やかさばる物も躊躇なく買えるところ。野菜や米、飲料、洗剤やティッシュとか、持ち帰るのがタルイものを躊躇なく買えるのがうれしい。
③買い物しながらレシピを考える必要がない
家でゆったりと、レシピを見ながら、必要な食品を買えるのも便利です。買い物中に「あれ冷蔵庫の中にあったかなー?あと何が必要なんだっけ?」とか考えなくていいので楽。買い忘れもないです。
④買い物にかける時間を0にすることができる
たまの買い物は気分転換にいいけど、毎日毎日スーパーや商店街で買い物するのはさすがに大変です。
ネットスーパーなら、スマホさえあればちょっとした空き時間に買い物を済ませることができます。購入履歴から、前買った商品を買えるのも便利。結局、買うもんなんて毎回似たようなもんですから。
3.味付けはプロに任せよう
ほとんど料理経験がない人が、最初から各種調味料を揃えて、レシピ通りの完璧な料理を作ろうとすると続かないもんです。味付けに失敗したり、単純にめんどうだったり、「みりんなんて持ってないよー」みたいなことが起きて自炊する気が失せます。
自分だけの味を追求するのは料理に慣れてからでOK。まずは合わせ調味料やドレッシングに頼るのがおすすめ。これらの調味料はいわば正解の味。何を入れればこの味になるのか考えるのも料理の勉強になるもんです。しかも答えはパッケージの裏に書いてあります
お気に入りの調味料を5種類くらい用意しておけば、飽きもなく自炊ライフを堪能できることでしょー。
おすすめは、このあたり。
- 焼き肉のたれ
- ポン酢
- めんつゆ
- 胡麻ドレッシング
- バンバンジーソース
- クレイジーソルト
- トマトソース
スーパーの、ソースやドレッシングのコーナーに行けば、様々な味の調味料が並んでいます。お気に入りを見つけるのも案外たのしい。
4.冷蔵庫はデカめを選ぶのが吉
料理を続けるには積極的に楽するのが重要。そして、楽するためには買い物の頻度を減らすとか、冷凍食品に頼るとかが定石。
冷蔵庫が小さければ、当然ため込んでおける食品の量も限られてしまいます。料理を習慣化させたいなら、一人暮らしでも冷蔵庫は大きめを選ぶのがおすすめ。
とくに冷凍室のサイズには注意が必要。一人暮らし用の小さな冷蔵庫だと、冷凍室が極端に小さなものも珍しくないですからね。少なくとも、冷蔵70L、冷凍40Lはほしいところ。
5.キッチンばさみと深めのフライパンは必須
キッチンの狭さは、そのまま料理のしにくさに直結します。「まな板を置くスペースすらないっす」という人も珍しくないはず。
そんな時、重宝するのがキッチンバサミ。フライパンや鍋の上で食材をカットして、直に投入するという荒技も可能に。肉に野菜と、わりと使える食材は多いです。
もう一つあると便利なのが深めのフライパン。煮る焼く揚げる、すべてに対応できます。調理なべは用途によって使い分けるのがふつうだけど、ビギナーの内はフライパン一つでOK。ほかにも小鍋だなんだって必要だと感じたら、その時買えばOK。まずはフライパンを極めよう。
サイズは24cmがおすすめ。軽いので使い勝手がよく、狭いシンクでも洗いやすい。
6.キッチンスペースを増設せよ
一人暮らし用の賃貸住宅の場合、キッチンスペースが極小であることは珍しくないです。これが自炊を遠ざける大きな原因になっていることでしょう。
狭いキッチンを広くすることはできないけど、作業スペースや、食器やごみ袋などを置くスペースを増やすことは可能。
とはいえ、がっつりと作業台を増やせるほどスペースに余裕がないなら、折り畳み式のテーブルやスツールがおすすめ。使わないときは畳んで壁にかけておけるので、邪魔にならない。スツール程度のサイズでも、いろいろ置けるので、調理時にかなり重宝することを実感するはず。
7.皿洗いはがんばれ
調理後や食後の後片付けは大変です。これが面倒だから料理したくない人も多いんじゃないでしょうか。これに関しての秘策があれば教えたいところだけど、こればっかりはない。本当にない。がんばれ!
ただ一つ言えるのは、長い時間放置しないというのがポイント。放置すればするほど面倒になって、後回しになり、次に料理するとき皿洗いから始める羽目になる。
秘策でもなんでもないけど、食後にお茶やコーヒーを飲むというのはおすすめ。お湯を沸かしている間、数分間待つことになる。人はただ待つというのができない生き物です。「お湯が沸くまでの間、皿でも洗うか」となるわけです。
まとめ
- ご飯の常備
- ネットスーパーの活用
- 調味料でプロの味付け
- 冷蔵庫はデカめが吉
- キッチンはさみと深めのフライパン
- 作業スペースの増設
- 皿洗いがんばれ
料理を続けるには、とにかく簡単に楽に料理が続けられる環境を整えることが重要です。仕事に勉強に遊びに忙しい中、それでも自炊を続けようと思えるくらい、「料理って簡単」というイメージを持つことが料理男子への第一歩です。
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