一人暮らしの男が一度はぶつかるであろう案件
「部屋が汚い問題」
部屋が汚いのが当たり前で、「きれいすぎるとむしろ引かれる」みたいな謎の風潮すらあるくらいです。とはいえ、汚いか奇麗かで言ったら、100人中99人は「きれいな方がいい!」と、即答するはずです。
今回は、自他ともに認める「部屋きれいだねと言われがちな人の」のぼくが、一人暮らしの男性が部屋を奇麗に保つために何をすればいいのかをレクチャーします。
部屋を奇麗に保つメリット
部屋を奇麗に保つことは、そこそこ大きなメリットがあります。
ストレスが激減する
汚いことはストレスです。でも人はストレスに慣れてしまいます。それはストレスを感じなくなると言うより、やり過ごすことが上手くなるだけのはなし。
ずっとやり過ごすことができればいいけど、そうはいきません。疲れている時や嫌な気分の時、ネガティブな心理状態のときは、やり過ごすことができません。汚い部屋に嫌悪し、その部屋の住人である自分を責めるかもしれません。この感情は、元々の小さなストレスにも大きな影響を与えるでしょう。
つまり、汚い部屋は、ストレスの元凶にもなるし、ストレスの増幅器のような機能をもつということです。部屋を奇麗に保つことは、ストレスを最小限にとどめておくための予防策でもあるのです。
インテリアへの興味がわく
部屋を奇麗に保つと、部屋をもっとオシャレにしたいとか、もっと使い勝手を良くしたいといった思考が生まれます。部屋が汚れていると、「部屋を奇麗にしたい!」で思考が止まってしまうので、それ以上のものを求めません。
インテリアにこだわる事は、思っている以上に生活に影響を与えるもの。部屋を奇麗にすることではじめて、「インテリアが生活に与える影響は大きい」の意味を理解することができます。
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ちょっとしたヒーローになれる
男の一人暮らしで、部屋が奇麗な人はむしろ少数派。それゆえ、部屋がちょっと奇麗なだけで、好感度が一気に上がります。でも他人の評価なんてそんなもので、たとえば字がキレイなだけで、「この人ちゃんとしてる人かも」とか思いませんか?
一人暮らしの男が掃除を習慣化する方法
部屋を奇麗に保つには、掃除を習慣化するのが一番。部屋を使うのは基本的に自分だけなので、掃除さえ習慣化してしまえば、部屋が極端に汚れるなんてことはほとんどなくなります。乱暴に言ってしまえば、一人暮らしの部屋を奇麗に保つには「掃除の習慣を身につけるにはどうすればいいのか?」だけを考えればOK。
掃除の頻度は”毎日”が一番らく
子供のころは、みんな毎日掃除をしていたと思います。学校で毎日決まった時間に、決まった場所を掃除していましたよね。面倒だなとは思いながらも、普通に掃除できていたはず。
もしかしたら掃除をさぼっている生徒もいたかもしれませんが、もし掃除が週一回だったら、もっとさぼる生徒が増えるんじゃないかと思います。「昨日も一昨日もやらなかったことを、なぜ今日はやらなければならないの?」という風に考えてしまうからです。
しかも、掃除ってやらなければ、やらなかっただけ、汚れが蓄積していくものです。たまにしか掃除しないってことは、一回の掃除にかかる労力が大きるということ。そうなると、余計に掃除したくなくなるもの。歯磨きは毎日短い時間だから出来るのであって、週一回60分とか言われたら面倒くさくないですか?
掃除は一日2分でOK
一人暮らしの部屋なんて掃除する箇所はたかが知れています。ホテルのように毎日毎日、隅々まできれいにする必要はありません。とりあえず床だけ掃除しておけばOK。床掃除だけは、毎日必ず決まった時間にやる、この習慣さえ作ってしまえば、ほかの箇所の掃除も、床掃除のついでに行うようになります。
フロアワイパーを常時スタンバイせよ
フロアワイパー(クイックルワイパー的な)を常に使える状態にしておくと、掃除のハードルが相当下がります。サッと取り出せて、手に取った瞬間使えるというのがポイント。どこかにしまわずに、玄関先にでも置いておくといいでしょう。
掃除が終わったら、シートを取り変えておくのもポイント。床掃除が終わったらすぐに取り換えられるように、替えのシートはフロアワイパーのすぐ側に保管しておくと吉。
決まった時間に掃除しよう
「気が向いたら掃除しよう」と思っても、なかなかその気にならないもの。一番楽なのは掃除する時間を決めてしまうこと。
たとえば、朝必ずコーヒーを淹れる習慣があるなら、「お湯が沸くまでの間、床だけ掃除する!」と決めてしまえば、掃除を習慣化しやすいです。もうすでに出来上がっている習慣とくっつけて習慣化してしまうというのがおすすめ。
掃除用具は掃除場所のそばに置くのが鉄則
「キッチンの掃除用具は流しの下」に、「お風呂の掃除用具は脱衣所に」といった具合に、掃除する箇所のそばに掃除用具を置くのが鉄則。
離して置いてしまうと、いちいち掃除用具を取りに行く手間もあるし(このひと手間が掃除への意欲を粉々に砕く!)、床掃除のついでにとか、食器を洗ったついでにとか、「ついで掃除」ができないので、掃除頻度が圧倒的に下がります。とにかく、「ここ汚れてるなー」と思った瞬間、掃除ができるような環境を整えることが重要。
ゴミ箱3つは必須
燃やすごみ、プラスチック、ビン・缶、など分別できるようにゴミ箱を複数個用意するのは必須。これがないと、部屋の各所に空き缶やペットボトルが置かれていたり、ごみ袋が無造作に置かれた、いかにもな男部屋になってしまいます。食生活によっては、プラスチックのゴミが大量に出るので、でかめのゴミ箱を選ぶと吉。
分別方法は各自治体によって全然違うので、調べたうえで必要な数のごみ箱を用意しましょう。
重ねて置けるタイプが省スペースでおすすめ |
粗大ごみは躊躇なく捨てよ
粗大ごみの処分は面倒だから、ついつい先送りにしてしまいがちな案件の一つ。メルカリで売るにも送料がかかるし梱包もだるい。もうぶっ壊れてるなら問答無用で捨てられるが、「まだ使うかも・・・」みたいな未練があるとなかなか腰が重いもの。
でも、今いらない物は、たぶんこれからもずっといらない可能性が高いです。それに、捨てることを保留している間ずっと、自分の部屋と脳内に、そいつの存在があり続けるわけです。部屋も脳も有限なリソース。だから躊躇なく捨て去るのが吉。
粗大ごみは各自治体が有料で回収してくれます。そのへんの業者に頼むより時間がかかるけど安く済みます。地域差はあると思うけど、申し込みから数週間後には回収してくれるはず。
奇麗な部屋は習慣で作れる
部屋が汚いのは、ずぼらな性格のせいとか、片付けるのが苦手だからと思い込んでいる人も多いかもしれません。でも、部屋を奇麗に保てるかどうかは、部屋が奇麗に保たれる習慣を作れるかそうでないかで決まります。
習慣を作るのは簡単なことではないけれど、一度作ってしまえば一生ものです。まずはクイックルワイパー的なものとシートを常備してみよう。
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