どうにも暇すぎて近々ご乱心しそうな人におすすめしたい、ネットフリックスで観れるおもしろ映画をいくつか紹介します。
共感できちゃう悲しい男のさが
タイトル:アンカット・ダイヤモンド
かんとく:サフディ兄弟
上映時間:135分
キャスト:アダム・サンドラー、ラキース・スタンフィールド、ジュリア・フォックス、ケヴィン・ガーネット、イディナ・メンゼル
こんなの
ギャンブル狂の宝石商ハワードは、多額の借金を抱えながらも、一攫千金の馬鹿げた計画を企てていた。
金に女にだらしない嘘つきで人間の欲望丸出しで踏んだり蹴ったりで救いようのないおっさんの哀愁がすごい。誰がどう見たってクソ野郎なんだけど、最後には何故か応援してしまった。
予告編から受ける印象とは全然違うと思う。ここ最近で1番笑った映画。
日常を侵食する”不穏”にゾッとする映画
タイトル:羊の木
かんとく:吉田大八
上映時間:126分
キャスト:錦戸亮、木村文乃、北村一輝、松田龍平、田中泯
こんなの
「ぼのぼの」でおなじみ、いがらしみきお原作の漫画を映画化。
国家機密の極秘プロジェクト、白羽の矢が立った小さな田舎町「魚深市」。この平和な町に刑務所帰りの6人がやってくる。
日常と狂気のグラデーションがすごい。怖いのが苦手な人はやめておこう。2回目見るともっと怖い。
なにもないけど、笑いはあった
タイトル:火花
かんとく:板尾創路
上映時間:120分
キャスト:菅田将暉、桐谷健太、木村文乃、川谷修士、三浦誠己、加藤諒
こんなの
言わずと知れた、又吉直樹の芥川賞受賞作を、芸人板尾創路監督が映画化。
「売れない芸人ってこんな感じなのかなー」と、遠い世界の話としても見れるけど、理想と現実の狭間で揺れる心情は、たぶん誰もが共感できると思う。
監督が板尾創路だけあって、劇中の大喜利や漫才も面白い。それに木村文乃がかわいい。
ばれたら終わる家族の秘密
タイトル:ファミリーズ・シークレット
かんとく:レイモンド・デ・フェリッタ
上映時間:103分
キャスト:アンディ・ガルシア、ジュリアナ・マルグリーズ、スティーブン・ストレイト、エミリー・モーティマー、エズラ・ミラー
こんなの
人の秘密を盗み見るのは楽しい。家族全員が爆弾を抱えながら、同じ屋根の下で生活している様は滑稽でありながら、「はて・・・自分の家族は?」と考えると、やっぱりそれぞれみんな大小さまざまな爆弾を抱えているのだろう。
もっと重く描くこともできるテーマだと思うけど、めちゃライトで観やすい。あまり深いこと考えずにさらっと楽しめるから、重い映画はちょっと・・というときに最適。
たのしいゾンビ映画
タイトル:カメラを止めるな!
かんとく:上田慎一郎
上映時間:117分
キャスト:長屋和彰、秋山ゆずき、真魚、細井学、大沢真一郎、濱津隆之
こんなの
製作費300万円、興行収入30億円越えという異例の大ヒットを記録したゾンビ映画。もちろんただのゾンビ映画じゃないからここまで話題になったわけで。
とにかく勢いがあって退屈せずに観れるし、ただゾンビが出てきて人を襲う映画ではないので、「えーっゾンビーー?」と、ゾンビを毛嫌いしている人にもおすすめ。
妄想系内向型女子的恋愛物語
タイトル:勝手にふるえてろ
かんとく:大九明子
上映時間:117分
キャスト:松岡茉優、北村匠海(DISH//)、渡辺大知(黒猫チェルシー)、石橋杏奈
こんなの
中学時代からずっと思いを寄せる「イチ」を、脳内で召喚しまくる毎日を送るヨシカの前に現れたのは、冴えない同僚「二」だった。
恋愛を崇高なものにしない美化もしない、かといって「恋愛なんて…」と身構えてもいない、ちょうどいい温度感に妙に好感が持てる作品。
こういう、大金持ちも天才もドS男もタイムスリップも暗い過去も出てこない、普通の人たちの恋愛映画って意外とレアなのかも。
人生100年時代を生き抜く処世術映画
タイトル:マイ・インターン
かんとく:ナンシー・マイヤーズ
上映時間:121分
キャスト:ロバート・デ・ニーロ、アン・ハサウェイ、レネ・ルッソ、アダム・ディヴァイン
こんなの
社会から老害と呼ばれないためのハウツーとして見ると面白い。シニア・インターンの映画だけど、シニア向けというより、むしろ若いうちに観ておいたほうがいいのかなーと思った。
人生で積み重ねてきた経験が資産になるか、あるいは負債になってしまうかは、考え方や価値観をアップデートできるかどうかにかかっているのかも。とかそんなことを考えなくても十分楽しめる映画。
あとはこのへんの映画もおすすめ。
- イニシエーション・ラブ
- 溺れるナイフ
- 麻雀放浪記2020
- 新感染 ファイナル・エクスプレス
※観たのがだいぶ前だから細かい内容は覚えていないが「面白かった」という記憶だけは残っている。
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